友達に机の上を片付けてもらうと、
Would you be so kind as to clean your desk?と伝えたら、
相手はYeah, but you dont have to be rude about it.
(いいけど、でもそんな失礼な言い方をすることはないでしょ)
と言ってカンカン・・・・・・。
実は、Would you be so kind as to…… ?という言い回し、丁寧というよりは、
「~くらいしてくれてもいいじゃないの」
という嫌味なニュアンスだったのです。
お願いをする時には、特に言い方には気を使いたいところです。
言い方が悪かったために、断られてしまうなんてことにもなりかねないからです。
お願いしているのだから、それなりの言い方をしなくてはいけません。
相手が快く引き受けてくれるような言い回しを覚えましょう。
Contents
- 1 1 Pleaseを使いすぎない
- 2 2 フレンドリーな表現を心がけよう
- 3
3 感じの良い頼み方をする
- 3.1 01 「もう一度言って!」と頼もうとして・・・・
- 3.2 02 ホームパーティーで飲み物聞かせて・・・
- 3.3 03 飲み物は何がいいか尋ねられ・・・
- 3.4 04 目上の人からペンを借りようとして・・・
- 3.5 05 ショッピングで、欲しい商品を指差して・・・
- 3.6 06 聞いてほしい話があり・・・
- 3.7 07 電気を消してもらおうと思い・・・
- 3.8 08 トイレに行こうと思い・・・
- 3.9 09 タバコの煙が苦手だったので・・・
- 3.10 10 旅先でショッピングに行き・・・
- 3.11 11 朝、起こしてもらおうと思い・・・
- 3.12 12 手伝ってほしいことがあり・・・
- 3.13 13 飛行機で枕をもう一つもらおうとして・・・
- 3.14 14 ちょっとメモを取りたい時・・・
1 Pleaseを使いすぎない
Please をつければ何でも丁寧な依頼文になると思ったら大間違い 。
場合によっては、逆に命令口調になってしまったり、
大げさすぎてとても不自然になってしまうこともあるんです。
例えば、「窓を開けてください」と丁寧に頼もうとして
Open the wind please. と一言。
実は、これはあまり丁寧とは言えない言い回しで、
どちらかと言うと「窓を開けろ!!」という感じの命令口調になります。
普通にちょっとちょっとした頼み事をする時には、
Could you……?という言い回しを使い,
Could you open the window?
( 窓を開けていただけますか?)
どうするのがベストです。
また、 pleaseをつけることで文が大げさになり、
とても場違いな英語に聞こえてしまうこともあります。
例えば、「テレビを消してください」と、頼もうとして、
Could you please turn off the TV?と言ってしまうと、
「もうお願いだからテレビを消してくれ」と、
懇願しているようなニュアンスになってしまいます。
ネイティブなら、 シンプルに
Could you turn off the TV?
( テレビを消してくれる?)と言ったり、
フレンドリーにLet’s turn off the TV.
( テレビを消そうか)などと言うはず。
このように、 please を使いすぎると、
逆に悪印象を与えてしまうことがあるので覚えておきましょう。
2 フレンドリーな表現を心がけよう
ネイティブとのコミュニケーションをより円滑なものにしたいと考えるなら、
例えば、 Could you give me a ride?
( 車で送ってもらえますか?)
と丁寧に言われるより、
I was wondering if you could give me a ride.
( 送ってもらえたら嬉しいな、と思って )
とフレンドリーに言われた方が、相手も思わず Yes と答えたくなります。
また、友人宅で飲み物を頼む時、
Coffee, please.
( コーヒーをちょうだい )と言うより、
Coffee would be nice.
( コーヒーをもらえるとうれしいな )
と言ったほうがずっと感じよく聞こえます。
ネイティブとの会話では、フレンドリーに話すことを心がけるようにしましょう。
3 感じの良い頼み方をする
時にはちょっと気が引けてしまうような頼み事をしなければならないこともあるはず。
そんな時には、出来るだけ低姿勢に聞こえる、感じの良い言い回しを選ぶようにしたいものです。
例えば、
I’d like to cancel the appointment.
( 約束をキャンセルしたいのですが )
という言いまわし。
これでも十分いい表現ですが、これを
I would like to cancel the appointment, if possible.
( できましたら約束をキャンセルしたいのですが )
とするだけで、グッと低姿勢な言い方になります。
このような、相手の都合もきちんと考え方を頼みごとができれば、
相手も誠意をもって対応してくれるはずです。
ネイティブに使わない方がいい、使ってもいい英語フレーズ
ネイティブの旅行者と英語で楽しく会話していたはずなのに、相手の態度が急に冷たくなって戸惑ってしまった・・・・・・、なんて経験はありませんか?
01 「もう一度言って!」と頼もうとして・・・・
Once more, please.
✖ さあ、もう1回言ってみましょう。
⇓
Come again?
〇 もう一度言ってくれない?
解説
Once more, please.が聞き返すというよりは、
英会話教室の先生が「さあ、もう一度!」と発音を教えているような口ぶり。
一方、 come again は肯定文だと「また来てね」という意味だが、
語尾を上げて疑問文にすれば、「えっ、何ですか?」と聞き返す一言になる。
ネイティブがとてもよく使うカジュアルな言い回し。
カジュアルに聞き返すときは、 Come again?
02 ホームパーティーで飲み物聞かせて・・・
Beer, please.
✖ ビールお願い。
⇓
Beer would be nice.
〇 ビールを頂けるとありがたいです。
解説
言い方によっては事務的で冷たい感じに聞こえてしまうかも。
何より、会話を楽しもうとする気持ちが伝わらない。
感謝の気持ちも込めた言い回しにしよう。
Beer would be great.
( ビールがあったら最高です ) も好印象。
would be niceを使ってフレンドリーに 頼む。
03 飲み物は何がいいか尋ねられ・・・
Give me coffee.
✖ コーヒーくれ!
⇓
I’ll have coffee.
〇 コーヒーをいただきます。
解説
Give me coffee.では、召使いに命令でもしているかのような口ぶり。
こんな横柄なものの言い方は避ける。
I’ll have coffee.
が丁寧な表現で OK。
I’ll take coffee….で、「~いただきます」の意味。
04 目上の人からペンを借りようとして・・・
Can I use your pen?
✖ ペンを借りてもいい?
⇓
Do you mind if I use your pen?
〇 ペンをお借りしても構いませんか?
解説
Can I ….?は親しい人になら問題ないが、そうでないなら、もっとマナーをわきまえたいい方が望ましい。
Do you mind if…?は「~ しても構いませんか?」というニュアンスの低姿勢で丁寧な言い回し。
こんな大人の言い回しも覚えておきたい。
Do you mind if…?で礼儀正しく。
05 ショッピングで、欲しい商品を指差して・・・
May I have this, please?
✖ これをいただいてよろしいですか?
⇓
I’ll take this.
〇 これください。
解説
May I have this, please?は、丁寧すぎて不自然。
I’ll take this.は、買い物する時にネイティブがよく使う言い回し。
他にも、 I’ll have this.
(これください)、
I’ll take it.
(それください)などもよく使う自然な言い回し。
買い物で必ず使うって言えば表現を覚えましょう。
06 聞いてほしい話があり・・・
Listen.
✖ おい、よく聞け!
⇓
Guess what?
〇 ねえねえ、聞いて。
解説
Listenと言うと、「よく聞け!」といった感じで相手に凄んでいるよう。
Guess what?は、話を切り出すときの前置きの言葉で、「ねえ、聞いて」といったニュアンス。
話を聞いて欲しい時は、Guess what?
07 電気を消してもらおうと思い・・・
Will you turn off the light?
✖ 電気くらい消してよ!
⇓
Could you turn off the light?
〇 電気を消してもらえますか。
解説
Will you… ?は「~してよ」「~してくれない ?」というニュアンスで、どちらかと言うと命令口調。
一般的な依頼表現であるCould you…?を使えば問題なし。
Would you….?でも OK。
Will you…?の 依頼は命令口調になるので注意してください
08 トイレに行こうと思い・・・
May I go to the bathroom?
✖ 私がトイレをお借りするのは、何か問題ありますか。
⇓
I need to use your bathroom.
〇 トイレをお借りします。
解説
このようにNoを言われる可能性がほとんどない場合、
May I… ?という言い回しはあまり使わない。
I need to use your bathroom.は 直訳すると、
「トイレをお借りしなければなりません」。
転じて「ちょっとトイレを拝借」「トイレをお借りします」といったニュアンスになる。
このまま覚えてしまいましょう。
I need to use your bathroom. で覚えてしまいましょう。
09 タバコの煙が苦手だったので・・・
Do you mind?
✖ ちょっと、タバコやめてくれる?
⇓
Do you mind not smoking here?
〇 ここで吸わないでもらえますか。
解説
Do you mind?は 相手の迷惑行為ににうんざりした時に使う言葉で、「やめてもらえる?」といったニュアンス。
やめてほしいことを具体的に伝えるだけで、嫌味っぽいニュアンスが和らぐ。
Do you mind. ..?で具体的に伝えましょう。
10 旅先でショッピングに行き・・・
Discount, please.
✖ まけてくれよ!
⇓
Could you give me a discount?
〇 まけてくれますか?
解説
Discount, please.は「まけてくれ」こういった押しの強いニュアンス。
あんまり低姿勢の頼み方とは言えない。
一方、下の文は丁寧なお願いになる。
こんな言い方も身につけたいですね。
カタコト英語の王道「~ プリーズ」 は避ける。
11 朝、起こしてもらおうと思い・・・
Could you wake me up tomorrow?
✖ 私を起こすことが能力上、可能ですか?
⇓
Would you wake me up tomorrow?
〇 明日、起こしてくれるかな?
解説
Can you…?でで尋ねると、能力の有無を尋ねるニュアンスが強いため、お願いしているようには聞こえない。
「起こしてくれる?」と頼むなら、 Would you…? またはCould you…?を使うべき。
Can you…?は 能力の有無を尋ねる表現。
12 手伝ってほしいことがあり・・・
Please do it.
✖ ちゃんと、やってよ
⇓
Could you?
〇 していただけますか?
解説
please をつければ、 何でも丁寧になると思ったら大間違い。
使い方によってはぶっきらぼうな口ぶりになってしまうので要注意です。
Please do it.は「ちゃんと(頼んだこと)をやってよね 」といった押し付けがましい感じがする言い回し。
一方、 Could you?は 短いフレーズだが、「していただけたら、すごく助かります」という感謝の気持ちが込められています。
Could you?で感謝の気持ちを込める。
13 飛行機で枕をもう一つもらおうとして・・・
Could you please get me another pillow?
✖ もう頼むから、あと一つ枕をくれよ。
⇓
Could I get another pillow?
〇 もう一つ枕をください。
解説
Could you please…?「頼むから~してくれ」というニュアンス。
聞き入れてもらえなかった後、再び懇願する時に使う。
Could I get…?(~てもらえますか?)軽い感じの頼み方2。
ちょっとした頼み事はCould I get…?で。
14 ちょっとメモを取りたい時・・・
Could you and me your pencil?
✖ そのうち返すから、鉛筆貸しといて?
⇓
Could you let me borrow your pencil?
〇 鉛筆をちょっと貸してくれる?
解説
lendは期間がある程度長くなる場合に使う。
例えば、 Could you lend me your car for two weeks?
(君の車を2週間かしてよ)といった具合。
すぐに返すのであれば、 Could you let me borrow…?
ちょっと借りる時にはborrow。
おわりに
いかがでしたか。
様々な言い方がありますね。
どんなお願いなのかを考えて表現を使いこなせれば、
仕事もスムーズいきやすいのではないでしょうか。

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