もっと簡単に英会話が上達したい!
そのために、たくさん勉強しなければならないけど、
忙しくてなかなか勉強する時間がない。
なんとか、できるだけ手間をかけずに、
英会話が上達する方法はないのか・・・。
そんな思いに駆られている人は、
少なくないのでしょうか 。
英会話の勉強と聞くと
身構えてしまう人も多いでしょう。
ところが、ネイティブも
日常シーンでは中学英語レベルの、
ごく簡単なパターンを使って話しているのです。
Contents
英文法にこだわっちゃダメ!
英語を話す時には、文法にあまりこだわらないようにしましょう。
文法的に正しい英語を話すことよりも、言いたいことが相手に伝わることの方がずっと大切。
頭の中で いちいち単語を並べながら話していたら、 言いたいことの半分も伝えられなくなってしまいます。
それどころか、文法的に正しい文を話すことを優先してしまったがために、言いたいことを正しく伝えられず、思わぬ誤解を招いてしまうことすらあるのです。
文法にはあまりこだわらず、肩苦しい文法書は閉じて、 TPO に応じたさまざまなフレーズを丸暗記でもいいから覚えていきましょう。
知っているフレーズの数が増えるにしたがって、自然と文法力もついてきます。
相手の無事を確かめる言葉
Are you all right?
( 大丈夫ですか?)
Are you all right は相手の無事を確かめる言葉で、日本語の「大丈夫ですか?」のニュアンスです。
例えば、前を歩いていて転んでしまった人にこう言えば「大丈夫ですか?」「平気?」といったニュアンスになります。
また道に迷っている外国人にこう言えば、「お困りじゃないですか?」と気遣う一言にも。
これに似た表現に You are all right. というのがありますが、これは「あなたは本当にいいやつだね」と相手を褒める表現です。
Are you all right with this?
( これでいいかな?)
社員の夏休みの日程を調整しました。
社員一人ひとりに予定表を見せてこれでいいか確認します。
Are you all right on Monday?
( 月曜は大丈夫?)
友人を花火に誘ったけれど、スケジュールがなかなかいません。
土日もダメだと言われて「じゃ、月曜日は?」
Are you all right with her?
( 彼女とはうまくいってるの?)
友人夫婦は喧嘩ばかり。
奥さんと仲良くやっているのか旦那さんに尋ねて ・・・。
Are you all right now?
( 「体調」は回復しましたか?)
病気で入院していた友人から電話がありました。
もう治ったのか聞いてみます。
Are you all right alone?
( 一人で大丈夫?)
友人から電話がかかってきて、恋人と別れたと言って泣いています。
心配になって一言。
Are you all right here?
( ここでやっていけそう?)
入社したての新入社員がとても不安そう。
彼を気遣って一言。
興味があるか確かめる言葉
Are you interested?
( 興味はありますか?)
Are you interested?は、相手が話題に上っている物事に興味を持っているか確かめる時に使われるフレーズで、日本語の「興味ありますか?」「やってみたいですか?」といったニュアンスです。
Are you interested in…?とスルト「~に興味はありますか?」とより具体的に尋ねるフレーズになります。
興味があるなら Yes, I am. (はい、あります)、
興味がないならI don’t think so.(別にありません)や
Not right now. (今はいいです)といった答えが一般的。
No, I’m not.(全く興味ない)はちょっと強すぎ。
Are you interested in going?
( 行きたい?)
街にサーカスがやってきました.
宣伝のポスターを興味深げに眺めている友人に。
Are you interested in rock climbing?
( ロッククライミングに興味あるの?)
友人の家で見つけたロッククライミングの雑誌。
友人の意外な趣味に驚いて、尋ねてみることに。
Are you interested in politics?
( 政治に関心があるの?)
テレビで国会中継を真剣に見ています。
そんな姿を見て、一言・・・。
Are you interested in him?
( 彼に興味があるの?)
彼氏募集中の友人が、ある男の子のことをジロジロ見ています。
きっと彼にが興味あるのね。
Are you interested in joining us?
( 私たちと一緒に来ない?)
仲間とキャンプに行くことになりました。
そこで、別の友人も誘ってみることに・・・。
Are you interested or not?
( やるの、やらないの?)
ボウリングに行こうと友人を誘っても、はっきりした返事が返ってきません。
イライラしながら一言。
忠告・注意する言葉
Be careful.
( 気をつけて。)
Be careful.は相手に何かを忠告する時に使うフレーズです。
これだけで使えば「気をつけてね」「注意してね」といったニュアンスになります。
Be careful not to…(~ないように気をつけて)、
Be careful to…(~するように注意して;~忘れないようにして)
Be careful with…(~[人]には気をつけて)
といったバリエーションをしっかり覚えましょうね。
Be careful not to hurt yourself.
( 怪我をしないように気をつけて。)
友人が危なっかしい手つきで野菜を刻んでいます。
見ていられなくなって一言忠告。
Be careful not to tell him anything.
( 彼には何も言わないように。)
友人の誕生日にサプライズパーティーを開く計画を立てています。
本人にはそのことを絶対知らないようにと仲間に忠告します。
Be careful not to fall.
( 転ばないように気をつけて。)
公園で子供が走り回っています。
転んで怪我をしないように、一言注意しておきましょう。
Be careful to turn off the light.
( 電気を消すようにしてね。)
エネルギー資源は無限にあるわけではありません。
家族に電気を節約するように呼びかけて・・・。
Be careful to lock up.
( 戸締りを忘れないように。)
近所の家が空き巣の被害に遭いました。
空き巣に狙われないように、戸締りをきちんとするよう家族に注意します。
Be careful with him.
( 彼には気をつけて。)
友人が付き合っている連中に良くない噂が・・・。
友人が危ないことに巻き込まれないように警告しておくことに。
許可を求める言葉
Can I?
(してもいい?)
Can I?は相手に許可を求める時に使われるフレーズで、日本語だと「してもいい?」もうようなニュアンスになります。
どちらかと言うとカジュアルでフレンドリーな尋ね方なので、親しい間柄での使用が適していますが、欧米諸国ではビジネスシーンでもフレンドリーな言葉遣いが好まれるので、あまり気にする必要はないでしょう。
これよりも丁寧な言い方がMay I?になります。
Can I?を基本にして、許可を求める時に使える色々なフレーズを作ってみましょう。
Can I help you?
( 手伝っていい?)
今日は友人の家にお呼ばれです。
一人でせっせとディナーの準備をしている友人を手伝おうと声をかけて・・・。
Can I try?
( やってみていい?)
友人が新しいテレビゲームに夢中になっています。
自分もやってみたいな。
Can I leave early?
( 今日は早く帰っていい?)
同僚が遅くまで残業しています。
手伝いたいのは山々ですが、今日はデートの予定が入っています。
※ leave去る、出る
Can I do anything?
( 何か手伝えることない?)
同僚がたくさんの仕事を抱えて困っています。
そういう時は、救いの手を差し伸べてくださいね。
Can I have some?
( ちょっともらっていい?)
焼きたてのクッキーがとても美味しそう。
一つ私も味見してみたいな。
※ have 食べる 、飲む
Can I be first?
( 最初にやっていい?)
待望のゲーム機が家に届きました。
やりたくてうずうずしています。
※ be first 一番目になる
都合を尋ねる・頼みごとをする言葉
Can you?
( やってくれる?)
Can you?は「やってくれる?」「お願いしちゃっていい?」といったニュアンスです。
家族や友人など親しい間柄での使用が適しています。
Can you…?どうすると「~してくれる?」「~できる?」と、より具体的に相手の都合が尋ねたり、頼みごとをするときのフレーズになります。
これよりもやや丁寧な言い方をしたい場合はCould you?を使います。
Can you come tomorrow?
( 明日来られる?)
もう休みたいと同僚から電話が入りました。
明日は来られるのか確認することに・・・。
Can you give me some help?
( ちょっと手伝ってくれる?)
机を運びたいのですが、重くて一人ではできません。
そこで同僚に手伝ってもらうことに・・・。
Can you have a look?
( ちょっと見てくれる?)
パソコンの調子が悪くて困っています。
そこで、友人に原因を突き止めてもらうことにしました。
※ have a look? 見る、調べる
Can you think about it?
( ちょっと考えておいてくれる?)
海外旅行に行こうと友人を誘ったけど、相手はちょっと迷っているようです。
ひとまず考えておいてもらいましょう。
Can you do this on your own?
( 自分でやってくれる?)
同僚が仕事を押し付けようとしています.
うんざりして一言。
※ on one’s own 自分で、独力で
Can you do me a favor?
( ちょっと頼んでいい?)
友人が買い物に出かけるようです。
ついでにおつかいを頼もうと呼び止めて・・・。
※ favor 願い、頼みごと
頼みごとをする言葉
Could you?
( してもらえますか?)
Could you?は相手を確かめたり、頼みごとをするときに使われるフレーズで、日本語の「してもらっていいですか?」「お願いできますか?」といったニュアンスです。
I’ll go shopping for you.
( 君の代わりに買い物に行ってあげるよ。)
Oh, could you?
( あら、そうしてもらえる?)
といった具合に使います。
Can you? よりもやや丁寧な言い方なので、ビジネスシーンなど様々なシチュエーションで使えます。
Could you give it a try?
( とりあえずやってみてもらえる?)
部下に仕事の指示を出したが、部下は自信なさそう。
それでもとにかくやってもらうことに・・・。
※ give it a try 試しにやってみる。
Could you open the door, please?
( ドアを開けてもらえる?)
荷物を両手に抱えて帰宅しました。
中にいるルームメイトに声をかけてドアを開けてもらいましょう。
Could you check?
( 調べてくれる?)
お客さんに届くはずの小包が届いてません。
部下を呼んで、急いで調べさせることに・・・。
Could you take care of this?
( これを頼める?)
仕事が溜まって一人では処理しきれません。
部下に手伝ってくれるか聞いてみましょう。
※ take care of( 仕事など)を処理する。
Could you ask him for me?
( 私の代わりに彼に聞いてくれる?)
大好きな彼をパーティーに誘いたいけど、恥ずかしくて言い出せません。
そこで友人にお願いしました。
※ for~ の代わりに
Could you do it again?
( もう1回してくれる?)
友人の手品にびっくり。
もう一回見せて欲しい。
知っているか尋ねる言葉
Do you know ?
( 知ってる?)
Do you know ?は「知ってる?」という意味のフレーズです。
例えば I forgot his name. Do you know ?
(彼の名前を忘れちゃった。知ってる?)
といった具合に使います。
Do you know where… is ?
(~どこか知ってますか?)のように、
5W1H(where, when, who, why, how)を使った文との組み合わせによって様々な疑問文が作れます。
5W1H がしっかり使いこなせるようになると 、会話の幅がぐっと広がります。
Do you know where my wallet is?
( 財布がどこにあるか知ってる?)
Do you know what time it is?
( 時間分かりますか?)
今日は腕時計を忘れてきたので時間が気になります。
そこで、通りすがりの人に尋ねることに・・・。
Do you know who did it?
( 誰がやったか知ってる?)
大切な花瓶が割れているのを見つけてびっくり。
誰の仕業か突き止めようと一言。
Do you know how to do this?
( どうやるか知ってる?)
Do you know when?
( いつか知ってる?)
大好きなムービースターが近々来日するらしいけれど、いつなのか知りません。
そこで、友人に一言。
Do you know why he is mad?
( 彼がどうして怒ってるのかわかる?)
友人が何やらプンプン怒っています。
別の友人にこっそり理由を尋ねてみます。
※ mad 怒る
まとめ
英語に困っている日本人がたくさんいるのは残念ながら事実です。
そしてそんな人たちを助けようとする英語についての本やテキストも、同じくたくさん出版されているのも自然なことです。
そのこと自体は悪いことではないのですが、たくさん情報がある分、ご自分に合わない考え方や、そもそも間違っている内容のものがきっとあるでしょう。
英語のやり直しをする際に学習面以外で必要なこと。
それは情報の取捨選択です。
本や雑誌、インターネットなどの情報を鵜呑みにしないこと。
可能であれば、同じ内容のことでもさまざまな角度からリサーチや体験したことを通して、ご自分が納得いくような解決にたどり着くことが重要です。
日本人が英語を苦手とする理由としてよく挙げられるのが、「失敗すると恥ずかしいから」という理由。
多くの日本人は6年間は学校で英語を勉強します。
そして受験勉強をはじめとして正解不正解を問う問題が多いことにより、長い時間勉強したというある意味「自負」みたいなものと、不正解を嫌うような「恥」の気持ちが、少なからずそういった理由に影響しているのでしょう。
ここではあえて言い切ります。
語学上達への近道は失敗することです。
そして英語で失敗しても、特にはじめのうちなら大きな問題になるケースは多くありません。(もちろんビジネスの重要な場面では、間違いが起こらないよう確認することは必要です)
人と人とのコミュニケーションは恥をかいてナンボです。
それはテストとは全く関係ありません。
もし失敗してしまった場合は、将来的に英語がペラペラになっている自分への投資だと考えて、そこから学びを得る姿勢であれば気分は軽くなるはずです。
英語においてはどんどん失敗して、学びを得てください。
このページが皆さんの「英語のやり直し」を後押しすることができますように!

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