留学生のダイ君がホームパーティーに招待されました。
そこで友達にクリスを紹介されて、自己紹介することに。
でも、相手はだい君の自己紹介を聞いて首をかしげています。
ダイ君の犯した小さなミスとは・・・・・・・?
ダイ : Nice to meet you. I’m Dai Matsuda.
(初めまして。僕は「ダイマツダ」です)
クリス : Good to see you, Daima.
(お目にかかれて嬉しいよ。ダイマ)
ダイ : No, Dai Matsuda.
(いいえ、「ダイマツダ」です)
クリス : ……..
(・・・・・・)
ネイティブにとって日本語の名前というのは聞き慣れないものです。
苗字と名前を続けて言われてしまうと、どこが名前なのかわからないこともあります。
I’m Dai, Dai Matsuda.
(僕はダイ。ダイ・マツダです)などと、名前を繰り返しておけば、このような誤解は避けられました。
さて、「あいさつ」と聞いて、どんな表現が思いつきますか?
自己紹介を正しくできますか?
Hello.(今日は)、 How are you?( 元気ですか)、疲れてないGood by.(さよなら) と、
この程度しか思いつかないとしたら、それはネイティブと仲良くなれるチャンスをみすみす逃してるようなもの。
Contents
挨拶は相手と別の言葉で返す
日本語では、よく相手と同じ言葉で挨拶します。
例えば、「こんにちは」と言われて、こちらも「こんにちは」と返したり、「お休み」と言われて、「おやすみ」と返したり・・・・・。
でも英語の場合は、相手とは別の挨拶を返すのがルール。
Hi.と言われたら、こちらはHelloで返す。
See you.(またね)と言われたら、こちらはTake care.(じゃあね~)といった具合。
なんだか会話がギクシャクした感じになってしまいます。
politeよりもfriendlyを心がける
英語で挨拶する時には、polite(丁寧) かどうかあまり気にする必要はありません。
一番大切なことはfriendly(友好的)であること。
とにかく、笑顔、笑顔が大事。
- ネイティブがよく使うフレンドリーな挨拶
How goes it?
(元気?)
How’s it going?
(調子はどう?)
What’s up ?
(最近どう?)
How have you been?
(元気にしていた?)
How’s business?
(景気はどう?)
Long time no see.
(久しぶり!)
(Are you) keeping busy?
(忙しくしてる?)
- ネイティブがよく使うフレンドリーな挨拶の返し方
Great!
(すごく元気だよ)
Couldn’t be better.
(絶好調だよ!)
Really good.
(すごくいいよ)
Not much.
(相変わらずです)
Not bad.
( まあまあです)
How are you doing?( 元気?)と挨拶されて・・・
I’m fine.
✖ まあね。
⇓
Couldn’t be better.
〇 絶好調だよ!
解説
I’m fine. では、テンションが低すぎ。
また、水入ってしまいがちなGood.もあまりお勧めできない。
抑揚のない声で言えば、「別に普通」という感じで、ぶあいそな挨拶になってしまうからだ。
Couldn’t be better.は直訳すると「これ以上良くならない」、転じて「最高に元気」「絶好調さ!」といったニュアンス。
Couldn’t be better.で「最高に元気」の意味。
Helloと挨拶してくれた相手に対して・・・
Hello.
✖ やあ。
⇓
Hi. How are you doing ?
〇 元気?
解説
挨拶を相手と同じ言葉で返す言葉、ネイティブにはとても不自然に聞こえる。
相手と異なる挨拶で返すようにしてみましょう。
挨拶に敬意を込め用として・・・
Hello, Mr.Smith.
✖ スミス様、ご機嫌いかがですか。
⇓
Hello, Bill.
〇 やあ、ビル!
解説
ラストネーム(苗字)で挨拶すると、なんだかよそよそしい感じ。
ネイティブが年齢がずっと上の人や上司でも、基本的にはファーストネームで大丈夫。

友達と別れ際に「じゃあ、またね」と言おうと思い・・・
I hope to see you again.
✖ またいつの日にか、お目にかかりたいです。
⇓
See ya.
〇 じゃあね。
I hope to see you again.は、 この人としばらく会えなくなる場合の言い方で、日常会話の挨拶としては不自然 。
いきなりこんな言い方をされたら、相手はびっくりしてしまう。
一方、See ya.は「シーヤッ」と発音。
ネイティブの、特に若い人が使うカジュアルな別れの挨拶。
レザーLater(またね)、Take care(じゃあね)などでももちろん OK。
「 仕事を手伝うよ」と言ってくれた先輩に・・・
Thank you.
✖ ありがとう。
⇓
That would be a big help.
〇 そうしていただけると本当に助かります。
解説
Thank you.でもいいのだが、せっかくだから、気持ちを込めた言い方で感謝の意を表したい。
That would be a big help.で「それは大助かりです」といったニュアンス。
色々なお礼の言い回しで気持ちを伝えてほしいですね。
目上の人にお礼を言おうと思い・・・
Thank you, sir. / Thank you, ma’am.
✖ 感謝申し上げます。
⇓
Thank you.
〇 ありがとうございます。
解説
sirやma’amは客商売では今でも普通に使われているが、日常会話では、相手の立場がずっと上の場合でも使うことは少なくなってきています。
この場合は普通にThank you.と言えばOK。
お礼にsirやma’amをつける必要はなし。
初対面の外国人に自己紹介をして・・・
My name is Saburo Hirota.
✖ 私の名前は「サブロウヒロタ」です。
⇓
I’m Saburo, Saburo Hirota.
〇 私は三郎、広田三郎です。
解説
アメリカなどでは、日本人の名前を知らない人がほとんどで、苗字と名前の区別もつかない可能性がある。
したがって、自分のフルネームを言うような自己紹介はあまり親切とは言えない。
名前を繰り返せば、相手もそれが名前だとわかる。
自己紹介の時は名前を繰り返して。
相手の近況を聞こうと思い・・・
What are you doing?
✖ 君、一体、何をしているのだ?
⇓
Watcha doing?
〇 最近、調子どう?
解説
短縮形を全く使わずに What are you doing? と言うと、「何をやっているのだ?」と尋問されているように聞こえてしまう。
WatchaはWhat are you を短縮した形で、フレンドリーに響く。
特に若い人同士の挨拶や親しい人同士におすすめ。
短縮形でフレンドリーに挨拶。
まとめ
どんな会話も「挨拶」から始まります。
スムーズに挨拶のやりとりができれば、きっとより自信を持って会話に進むことができるでしょう。
堂々と挨拶ができれば、相手に与える印象も大きく変化するはずです。
今度英語を話す機会がある際は、ぜひいつもとは違うフレーズを使ってみてはいかがでしょうか?


コメントを残す