ネイティブが使うやんわりと『断る(reject)』英語表現

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仲良しの留学生ジェームズからの電話は、買い物お誘いでした。

でも、今日はデートなので断ることに。

ところが、断り方を間違えて、ジェームズを怒らせてしまいました・・・・・・。

ジェームズ : Would you like to go shopping with me today?

今日買い物に行かないかい?

ミサ : No.

いやよ

ジェームズ : Sorry I asked.

誘って悪かったわね

ミサ : Huh?

えっ?

どうしてジェームズはむっとしてしまったのでしょう。

問題はNo.の部分。

これでは「いやよ」「お断りよ」と冷たく突っぱねているような口ぶりになってしまいます。

「う~~ん、やめておこうかな」とやんわりと断りたいのなら、

No.ではなく、例えばNahと言うべきでした。

普通に生活していれば、誰でも No.と言わなければならない状況に直面します。

そして、これが意外に難しい。

言い方を間違えると、 変に誤解されてしまったり、悪い印象を与えてしまったり。

誤解を招く言い方はできるだけ避ける

日本で暮らす友人のアメリカ人が「 あなたの会社で働かせて欲しい」と頼んできたとします。

雇うつもりはなくても、はっきり断るのも気が引けるのであやふやに

I’ll think about it.

(考えておくよ)

と答えました・・・・・。

ここで問題発生。

日本人なら「考えておくよ」がNo.を意味する場合があることは誰でも知っていますよね。

しかし、英語のI’ll think about it.は「それは考えてみるのもいいね」「それはいいね」

といったポジティブな意味合いにも取れてしまうため、相手はどう解釈すべきなのかわからない場合もあります。

いらぬ誤解を招かないためにも、できるだけ曖昧な言い回しは避けるようにしましょう。

時には言葉を濁すことも大事

はっきりと意思表示をすることは大切ですが、ものには言い方というのもあります。

例えば、誘いを断る時に、ズバリ

No, I can’t go.

(いや、いけない)などと言ってしまっては、あまりにも大人気ない。

これにI’m afraid……をつけて、

I’m afraid I can’t go.

といえば、はっきりと No. の意思表示ができる上に、 とても残念そうに話している感じも出せ、相手への印象も悪くなりません。

言葉を選んで感じよく断ろう

例えば、日本人におなじみのNo, thank you.(結構です)という言い回し。

丁寧な言い回しだと思っている人も多いようですが、実はこれ、結構ぶっきらぼうに聞こえてしまうことがあります。

相手も好意で進めてくれているのだから、できれば感謝の気持ちも同時に表せる言い回しを使いたいところ。

例えば、I’m fine thanks.(いいえ大丈夫です。ありがとう)などと言えば、

とてもフレンドリーなNo.の意思表示になり、感謝の気持ちもしっかりと伝わります。

このように、同じ断るにしても、言葉をきちんと選んで、できるだけ感じの良い言い回しを使うように心がけたいものです。

May I sit here?(こちらに座ってもいいですか)と聞かれて・・・

No, you may not.

✖ ダメよ、我慢なさい。

     ⇓

I’m sorry, it’s taken.

〇 すみません。人がいます。

解説

No, you may not.は子供に言い聞かせるよう。

こんな時、断る場合は相手を気遣って

I’m sorry.とまず一言。

さらに、その理由を述べる。

これが大人の断り方。

I’m sorry と詫びてから断るのがスマートですね。

「ピザいかが?」とすすめられたが・・・

Idon’t like pizza.

✖  ピザなんて嫌い!

     ⇓

Iah don’t like pizza.

〇 ピザはどうも苦手でして・・・・。

解説

ahは言いづらいことを伝える時に使うと、口調を和らげる役割を果たす単語。

We ah…や、It ah…など、主語が変わっても使えるので覚えておきましょう。

ahを入れて口調を和らげましょう。

デザートをすすめられて・・・

NO, thank you.

✖ いいえ、結構だ。

     ⇓

Thanks, but no thanks.

〇 ありがとう、でもやめておきます。

解説

「結構です」と聞いて多くの日本人が思いつくのが、

このNO, thank you.では?

でもこれ、状況によっては、ちょっと冷たい感じに聞こえてしまう。

そこで、まずはお礼を言うようにすれば、同じ断るにしても感謝の気持ちが伝わる。
I’m tempted, but no thank you.

( 食欲をそそられますね、でもやめておきます)などもおすすめ。

感謝の意を伝えてから断ると、スマートです。

料理をすすめられ・・・

I’m full.

✖ もう満腹なんだよ。

    ⇓

I’m quite full.

〇 ちょっともうお腹がいっぱいでして・・・・。

解説

I’m full.(もう満腹)も仲間同士なら問題ないが、これに一語加えるだけで、気の利いた言い回しになる。

「かなり」「とても」という意味のquiteをつけるだけで、 相手への気遣いが感じられる。

quiteをつけることで、より気持ちのこもった表現に。

「もう一軒どう?」との上司の誘いに ・・・

I would like to go now.

✖ もう帰りたいって言ってるでしょ!

        ⇓

I’d like to go now.

〇 そろそろ帰ろうと思うのですが。

解説

would 短縮せずに話すと、皮肉っぽい口ぶりになってしまうことがあるので注意。

短縮形を使ってI’d like to…とすれば、

「~したいのですが」と自然な口調で伝える言い回しに。

I’d like to…で感じよく希望を伝えます。

一緒に行こうと誘われたが無理そうだったので・・・

No, I can’t go.

✖ いいや、いけない。

     ⇓

I’m afraid I can’t go.

〇 残念ながら、行けません。

解説

I’m afraid…をつけると、残念に思っている感じが出せる。

他にも、I’d love to, but I can’t go.

(行きたいのですが、ダメなんです)なども好印象。

I’m afraid…で残念な気持ちを表そう。

誘いをやんわり断ろうと思い・・・

I’ll pass.

✖ 私、パスよ!

     ⇓

I think I’ll pass.

〇 やめておこうかな。

解説

好意の誘いを断る時、ストレートに答えすぎるのも考えもの。

I thinkをつけると、 ちょっと言葉を濁した表現となるので、便利。

遊びに行こうと誘われたが・・・

I can’t.

✖ いや、いけない。

     ⇓

I would If I could.

〇  できることなら行きたいけど・・・・・。

解説

はっきり断るのではなく、ちょっと言葉を濁し君に伝えるのも大人のマナー。

この他、 I sure wish I could.

(すごく行きたいのですけれど)も、とても残念そうな感じに聞こえて好印象。

I would If I could.で残念な気持ちを表す。

仲間から「もう一杯飲めよ」と言われて・・・

No way!

✖ だめだ!

    ⇓

No way, Jose!

〇 やだよ~ん

解説

はっきりと断る必要がある時なら、No way!でOK。

親しい人の誘いを断る場合、No way, Jose!を使ってみよう。

Joseは「ホーセ」と発音する。

ネイティブがよく使う、ちょっとおちゃらけた言い方。

深刻な場面で使うのは NG だが、 親しい人が相手の場合には、こんな冗談ぽい言い方も、場が明るくなるのでおすすめ。

どうしても断らなければならず・・・

No.

✖ お断りよ!

     ⇓

I’ll have to decline.

〇 残念なのですが、お断りします。

解説

I’ll have to…を付け加えることで、残念そうに断るニュアンスを出すことができる。

declineは「断る」「拒否する」といった意味。

残念そうに断る時は、 I’ll have to decline.

苦手なおんな友達を誘えばと言われて・・・

I’m not going to invite her.

✖ 絶対にあの女なんて誘わない!

        ⇓

I’d rather not invite her.

〇 彼女はあまり誘いたくないわ。

解説

I’m not going to…「~する気は(さらさら)ない」というニュアンスで、感情を表に出しすぎ。

I’d rather not…は「どちらかといえば~したくない」という口ぶりで大人らしい断り方。

せっかくの誘いを断らなければならず・・・

I won’t go.

✖ 僕、行くもんか!

     ⇓

I won’t be able to go.

〇  私は行くことができません。

解説

I won’t…強い拒否を表す言い回しで、場合によっては子供っぽく聞こえてしまう。

わがままな子が駄々をこねているみたいな印象。

ここにbe able toをつけるだけで、グッと節度のある言い回しになる。

また、残念そうなニュアンスも出せて一石二鳥。

I won’t…強い拒否を表すので注意。

上司に残業頼まれて・・・

I cannot do this today.

✖  今日はできないんだってば!

     ⇓

I can’t do this today.

〇 今日はできません。

解説

cannot を短縮せずに言うと、強い口ぶりになってしまう。

「今日は出来ないって言ってるでしょ!」などと、わからず屋に一喝している感じ。

普通に話す時は、can’tと短縮しておけば間違いない。

Can you come to the party?( パーティーに来られる?)と聞かれ・・・

No.

✖ 行かない。

      ⇓

Well no.

〇 いやあ、実はいけないんだよ。

解説

No.だけではつっけんどんでそっけない。

wellは「「いや~」「実はね~」といったニュアンスで、これを付けると言いづらそうに切り出す感じが出せる。

もしくは、Actually, no.(それがいけないんだ)と言っても同じニュアンスで好印象。

Wellをつけて言いづらそうに話を切り出す。

夜遊びの誘いに・・・

No, I’ll pass this time.

✖ いや、今回やめておくよ。

        ⇓

Nah, I’ll pass this time.

〇 いや~、ちょっと、今回はパスするよ。

解説

NahはNoを崩した言い方で、このように言うと「いや~、ちょっと・・・」という感じでやんわりとお断りを入れるニアンスになる。

「ナ~」と発音。

または、 I’m going to have to PASS this time.

と言っても、残念そうに断る感じがよく伝わる。

Nahを使ってフレンドリーに断ろう。

ずる休みをしようという悪友の誘いに・・・

Well, I don’t know.

✖ どうしようかな。

      ⇓

No.

〇 だめだよ。

解説

時にははっきりと拒否しなければならないこともある。

きっぱりとNo.というのが一番。

他のどんな言葉よりも効果がある。

こんな状況でも Well, I don’t know.
などと言ってしまうのは、意志が弱い証拠。

「やめておきなよ」とやんわり忠告しようと思い・・・

That is a waste of time.

✖  時間の無駄さ!

      ⇓

I wouldn’t waste my time doing that.

〇 私だらしないな。

解説

That is a waste of time.は、「何の無駄だ!」と冷たく言い放つニュアンス。

心からの忠告という感じはしない。

それを言うならI wouldn’t waste my time doing that.

の方がフレンドリーでおすすめ。

忠告は心のこもった言い方で。

コラム 褒められた時にはどう返す?

人を褒めるのは簡単だけど、人に褒められた時の返し方って意外と難しかったりします。

人に褒められると、照れくさくて、ついつい謙遜したくなりますよね。

でも必要以上に謙遜してしまうと、相手はあなたに拒絶されたと感じてしまうかもしれません。

もしくは、「もっと褒めてくれ」と催促しているようにも聞こえてしまいます。

こんな時には、下に挙げたような言い回しを使って、素直に感謝の言葉を返すようにしましょう。

そもそも、アメリカ人はお世辞お好みません。

本心からそう言ってくれるのだと思って間違いないでしょう。

日本的な謙遜は不自然

率直に感謝の意を表そう

You’re so beautiful.(君、綺麗だね )

✖ You’re just joking.

(またご冗談)

     ⇓

〇 Thank you.

(それはどうも)

You’re a good cook.(料理が上手だね)

✖  Not really.

(それほどでも)

    ⇓

〇 Thank you for the complement.

(褒めてくれてありがとう)

You’re smart and funny.(賢くて面白い人ね)

✖ That’s not true.

(そんなことはないさ)

〇 That means a lot coming from you.

(君がそう言ってくれると嬉しいよ)

Your house is very gorgeous.

(素敵な家ね)

✖ That’s just flattery.

(お世辞でしょう)

    ⇓

〇 What a nice compliment!

(まあ、嬉しい!あったわ)

最後に

今回は、日常会話や仕事で使えるやんわり断る英語表現をご紹介いたしました。

断るという行為自体は、ポジティブではない場合がほとんどで、断りにくいと感じる状況は誰にでも少なからず訪れるものです。

しかし、断ることは決して悪いことではありません。

肝心なのは、断りの意志をどう伝えるかです。

事情や、残念な気持ちを丁寧に伝え、やんわり断ることができれば、今後も良好な関係性を保てるでしょう。

相手の気持ちや自分の話し方がどう聞こえるかを想像して、適切な言葉や表現を選んで使うことを心がけましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

Green

物心つかない頃より近くのカトリック教会の神父さんに英会話を習っていました。 仕事、子育てをしながら、英語教育に取り組んできました。 帰国子女である母が学習塾をしていましたので、その仕事を引き継いでいます。 英語を覚えることで世界が広がる可能性もあります。 英語の武器の記事を読んで英語学習のきっかけにしてもらえれば幸いです。 よろしくお願いいたします。