英会話においてのちょっとした一言がきっかけで会話が弾んでいくことがよくあります 。
会話を展開させるための、簡単なコツさえつかめばいいのです。
ここでは誰にでもできる、会話を弾ませるために有効な三つのポイントを紹介しますので、ぜひ試してみてください。
- 話の続きを聞き出す質問をしよう
- キーワードを繰り返そう
- タイミングよく相槌を入れよう
話の続きを聞き出す質問をする
相手の発言において、その話の先を聞き出す質問をしてみましょう。
一言、二言の簡単な質問で十分です。
例えば、こんな具合です。
例1
A :She called me last night.
( 昨晩、彼女が電話してきたんだ。)
B : What happened then?
( それでどうしたの?)
例2
A : I went to a French restaurant yesterday.
( 昨日フランス料理店へ行ったの。)
B : What did you eat?
( それで何を食べたの?)
キーワードを繰り返す
相手の発言に続いて、キーワードとなっていた単語を繰り返してみましょう。
それだけで、会話を展開させることができます。
例えば、こんな具合です。
例1
A : I went to the Tokyo Dome yesterday.
( 昨日東京ドームへ行ったよ。)
B : Tokyo Dome?
( 東京ドーム?)
例2
A : I ate pizza for lunch.
( 昼にピザを食べたんだよ。)
B : Pizza?
( ピザ?)
タイミングよく相槌を入れる
相槌は会話をスムーズに進めるための潤滑油のようなもの。
これなしでは、会話はギクシャクしたものになってしまいます。
ここでは、興味を示す時の相槌をいくつか紹介します 。
Is that so?
( そうなんだ?)
Wow!
( へぇ~!)
Sounds fun.
( 楽しそうね。)
I see.
( そうなんだ、なるほど。)
That’s really something.
( それはすごい!)
How impressive!
( それはすごい!)
いろいろな状況におけるネイティブと英会話をはずませるフレーズ集
シミュレーション形式で網羅したフレーズ集です。
ぎこちない不自然な感じはなく、スムーズに会話を始めることができます。
英語力が上がるだけでなく、ネイティブと楽しくコミュニケーションができるようになります。
電話の声が遠いので・・・
I can’t listen to you.
✖ お前の話なんか聞きたくない!
⇓
I can’t hear you.
〇 電話が遠くて聞こえません。
解説
listen を使うと「あなたの話に耳を向けることはできない」の意味に。
つまり「あなたの話は聞きたくない」ということ。
こんな時はlistenではなくhearを使う。
これで相手の声が聞こえなかった時の伝え方に。
hearとlistenの使い分けを忘れずにね。
お腹が空いたため・・・
I’m very hungry.
✖ 腹減ったよ~。
⇓
I’m rather hungry.
〇 少々お腹が過ぎたのですが。
解説
ストレートに物を言うのは悪いことではないが、もう少し上品な言い回しも覚えたい。
ratherはveryの控えめな表現で「少々」という感じ。
これでちょっと遠慮がちに伝える言い方になる。
ratherはveryより上品な言い回し。
待ち合わせに遅れてきた友人に・・・
Don’t be late again.
✖ 二度と遅れるな!
⇓
Try not to be late again.
〇 もう遅れないでね。
解説
Don’t be late again.は「二度と遅れるな」といったニュアンスの、ちょっと凄みのある言い回し。
Try not to…は「~しないようにして」と、やんわりと注意をするときの言い回し。
Try not to… でやんわり注意。
料理の味見を頼まれて・・・
It’s good.
✖ まあまあじゃないのぉ
⇓
It’s not bad.
〇 これは行けるよ!
解説
It’s good.は、あまり褒めているように聞こえない。
「いいんじゃない」「まあまあいいんじゃない」といったニュアンスで、可もなく不可もなくという感じ。
It’s not bad.は、直訳すると「悪くない」だが、実際はかなりの褒め言葉として使われている。
「これはなかなかいいよ」「これは行けるよ」といったニュアンス。
not bad で「イケるよ」の意味。
ドレスを褒めようと思い・・・
That’s a lovely dress.
✖ 素敵なドレスね。
⇓
I must say, that’s a lovely dress.
〇 あらまあ、本当に素敵なドレス!
解説
I must sayは直訳すると「言わざるを得ない」、
転じて「本当に~ですね」というニュアンスになる。
褒め言葉の前につけて使うと、とても心がこもっているように聞こえるのでマル。
I must sayをつけて褒め言葉に気持ちを込めましょう。
来てもらう時間を指定しようとして・・・
Just come at 8:00.
✖ ぐずぐず言わずに8時に来い!
⇓
Com e at 8:00.
〇 8時に来てね。
解説
「とにかく8時に来ればいいです」と伝えようとして、安易にJust… などという言い方をしてしまうとまずいです。
これは「 文句を言わずに~しろ」といったニュアンスで横柄に聞こえるので注意して欲しいです。
安易にjustは使わないようにしましょう。
接待ディナーの席で・・・
I want to go to the bathroom.
✖ トイレ行ってくる!
⇓
I need to excuse myself.
〇 ちょっと失礼します。
解説
カジュアルな場面であれば go to the bathroom で問題なし。
でも、初対面の人に対してはもっと婉曲な表現が望ましい。
I have to piss.
(小便してえ)などは論外。
I need to excuse myself.
または I have to go. と言っても、相手はきちんと理解してくれます。
女性なら、
I need to powder my nose.
(ちょっとお化粧・・・)などと言って立ち去っても OK。
restroom 、bathroomは初対面では避けた方が無難です。
元気のない友人に・・・
you’re tired.
✖ くたびれてるね。
⇓
you’re a bit tired.
〇 ちょっと疲れてるね。
解説
a bitをつけるだけで、グッと和らいだよ上になるので使ってみましょう。
直接的に表現するのではない、ニュアンスのある言い方になります。
a bitをつけてやんわりと表現。
かなり博識な相手に対して・・・
You Know everything, don’t you?
✖ 何もかも知ってるつもりかい?
⇓
You Know everything.
〇 いろいろご存知ですね。
解説
付加疑問文は特にネガティブな含みを持つことがあるので気をつけたいですね。
付加疑問の don’t you? を使うと、知ったかぶりの相手にチクリとやるイメージ。
シンプルに褒めるのが一番です。
付加疑問の don’t you?が嫌味になることもあるので注意しましょう。
満足した気持ちを伝えようと・・・
I’m satisfied.
✖ まあ、いいかな。
⇓
I’m more than satisfied.
〇 大満足です!
解説
I’m satisfied.を直訳すれば「私は満足です」だが、ネイティブの本音は「まあ、いいか」という感じ。
これにmore thanをつけることで「 満足以上です」、転じて「すごく満足です!」といったニュアンスになる。
I’m more than satisfied.で大満足を表現します。
隣の家の子供たちが大騒ぎ・・・
Your kids are noisy.
✖ お前んちのガキどもはやかましい!
⇓
Your kids have a lot of energy.
〇 子さん達は元気いっぱいね。
解説
noisyは「そうぞうしい」「 やかましい」の意。
自分の子供がこんな言われ方をしたら、親はムッとしてしまうだろう。
have a lot of energyくらい遠回しな言い方をしておくのがおすすめです。
これでもメッセージはしっかり伝わるはずです。
noisyは a lot of energyと言い換えです。
「誰のファン?」と聞かれて
I’m Brad Pitt’s fan.
✖ 私こそ、ブラピの唯一のファンよ!
⇓
I’m a fan of Brad Pitt.
〇 私、ブラッド・ピットのファンなの。
解説
I’m…’s fan.は「私が~ファンだ」という意味ですが、ブラッド・ピットのファンが一人しかいないように聞こえてしまいます。
I’m a fan of …「私は~ファンです」を使いましょう。
I’m a fan of …で多くのファンの中の一人を表現。
酒が好きな友達のことを話して・・・
He’s drunk.
✖ 彼はアル中だ。
⇓
He’s a heavy drinker.
〇 彼は酒をよく飲むよ。
解説
drunkは「アル中」の意で、ネガティブな言い回し。
酒が好きなだけで「アル中」呼ばわりするのはまずいです。
heavy drinkerは「大酒飲み」「酒豪」の意。
こう伝えればネガティブな含みはなくなります。
お酒の好きな人はdrunkではなくheavy drinker。
電話があったことを伝えようとして・・・
Some guy called you.
✖ 変な奴が電話してきたよ。
⇓
Someone called you.
〇 誰かから電話があったよ。
解説
「知らない男性」というつもりでsome guyなどと言わないように!
これは「変な男」という意味の言い回し。
人を指すsome… という言い方は、ネガティブな意味合いになることが多いので注意して欲しいです。
someone を使うか、 A man called you.(知らない男性から電話があったわよ)と言いましょう。
人を示して使うsomeに要注意して欲しいですね。
まとめ
英語は、ネイティブに話そうと思えば思うほど難しく感じてしまいますが、下手でもネイティブになりきって、上記に説明したコツを使うと、とても楽しくネイティブ発音の練習をする事ができます。
自分が話す英語が、カタカナ英語からネイティブに近い発音になった時に、実際に海外で英会話をする時に、より楽しく自分らしい英語を話す事ができます。
あまり難しく考えず、気軽に練習を続けてみてください。

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